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悪手を減らしたいあなたへ,,,

突然ですが、あなたが指した最近の対局を思い出してみてください。
もしかして、二択で考えて着手してませんでしたか?
実は、その考え方によって実力が下がっているのです。
しかし、次の一手の決め方を少し工夫するだけで
レーティングが50点も向上するのです。

結論から言えば、3つの候補手を考えてそれぞれ先読みすると
ミスをしてしまう確率が低くなります。
オハイオ州立大学が意思決定について調べた研究では、
二択だけで意思決定をした場合の失敗率は52%なのに対し、
3つ以上の選択肢を用意した場合の失敗率は32%まで下がっています。
このデータをレーティングの変換すると50点の変化といえるでしょう。
また意思決定の際に3つ以上の選択肢を吟味する人は、
全体の29%だけで、大抵は二択でしかものごとを考えていなかったのです。
例えば、ある指し手Aを選ぶかどうかを考えるために、
深く深く先読みした場合と、いくつかの指し手について先読みした場合では、
後者の方がミスをしにくいというわけです。
この研究の結果だけだと、選択肢が多ければ多いほどよさそうな気がしますが、
実際はそうではないようです。
コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授らの研究で
豊富な選択肢よりも絞り込んだ選択肢を提示した方が成果につながるようです。
例えば、勝勢の局面でいくつもの勝ち筋が目につき
結局勝ちを逃してしまうような事です。
逆に言えば、相手側の有力な候補手を博打覚悟で増やしてみると、
相手のミスが増えるのです。
つまり、最もミスしにくい候補手の数は3手ということになります。

この考え方は幅広く応用が利くので実戦はもちろん、
定跡研究や詰将棋、棋譜並べなどでも使えます。
少し意識するだけでミスが減るので、
上達も早くなるでしょう。

お断り
 質問ではないですが
 多くの人の将棋ライフに役立つ情報を
 フォーラムに投稿していこうと思います

That's very interesting that there's been research on this, I had no idea.
It makes sense in a way; say there are 40 legal moves on the board. How likely is it that someone considering two moves will be considering the two BEST moves? On the other hand, trying to consider ALL the moves is impossible. Perhaps 3 options is close to the optimal for how the human brain works?
I think I remember an interview with Magnus Carlsen (world chess champion) who said he only considers about three moves in most positions.

将棋における平均合法手数は80手ですので、
すべての指し手を検討することは不可能ですね。
また、チェスと将棋の違いとしては先読みの深さがあります。
電気通信大学の研究では、
チェスでは熟達すればするほど先読みをしなくなるのに対し、
将棋では深く先読みすることが分かったようです。
因みにプロ棋士の平均的な読みの深さは9手だそうです。

報告
 ・次の投稿する内容は「連勝の科学」です!

If I understood correctly, the mistake rate is lower when you have more choices? (2 choices vs 3 choices in this case)

That is so interesting!

That's why strong players are good at forcing the opponent make a decision in a difficult position.

選択肢が多いほどミスが増えるのは決断疲れと言って、
人間は将棋に限らず、些細な決断をするだけで、
前頭葉のウィルパワーという集中力の源が
減っていくんです。
つまり、決断を行うのはウィルパワーが消費されるので、
集中力が落ちていくのです。
例えばこんな実験があります。
コロンビア大学のアイエンガー教授は、
あるスーパーの試食コーナーに24種類のジャムを揃えた週末と
6種類のジャムを揃えた週末で、売り上げにどのような差が出るかを検証しました。
その結果、
試食コーナーに立ち寄った確率は
 ・24種類の場合60%
 ・6種類の場合40%
であったのに対し、
購入した確率は、
 ・24種類の場合3%
 ・6種類の場合30%
だったそうです。
この理由としてアイエンガー教授は
「選択肢が多いほど迷ったあげく、
買わないという選択をしたのではないか」
と語っています。
要するに、選択肢が豊富であるほど
決断に迷いが生じ、結果的にミスが増えるのです。

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