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5年前の定跡の85%は無駄

「将棋界の時代の流れについていけない.....」
「最近の将棋ってなんか難しい.....」
プロ棋士の間で盛んに最新定跡が研究されています。
アマチュアではまだ通用する戦法もどんどん研究されており、
プロ棋士同士では通用しないのはもはや当然のことになっています。
私たちアマチュアは最新研究を遅ればせながら書籍を通じて学び取っています。
ですが、「定跡手順そのもの」は役に立つものばかりなのでしょうか?

実際そうではありません。
定跡手順だけ丸暗記してもあまり意味はありません。
5年で使える知識の85%程度が陳腐化するからです。
5年前の知識で今使えるものは15%しか無いということです。
定跡を丸暗記しても役に立たないけれど
定跡手順の意味を考えたら、応用が利くようになるでしょう。
つまり、定跡を学んでも本当に使える部分は15%しかないのです。

戦法を習得するときに大切なことは15%しかないで
その部分だけを確実に学び取るのです。
そうすることで、5年経っても色あせることのない
将棋を指すことが出来るでしょう。
次にその15%を選び取るにはどうすればいいのかを解説しますね。

「そうは言っても簡単ではないでしょ?」
「何が重要なのかわからない…」
もしかしたらそうお思いかもしれません。
ですが安心してください。
結構当たり前のことをこれから述べるだけですから(笑)。

5年経っても陳腐化しない知識とは、指し手の意味なのです。
根拠としてとして電気通信大学の伊藤毅志教授が行った研究などがあります。
序盤における熟達者(プロ棋士)の思考過程を調べたところ、
熟達者は自分が得意とする、あるいは指したい戦型を持っていて
その戦型を組み上げるための手順に関するルールを持っていることがわかりました。
また、相手の指し手を観察することで、相手の意図を察知して
自分の組み上げるべき戦型を微妙に変化させ、対応していく過程が観察されました。
たとえば、矢倉定跡には様々なパターンがありますが、
その中から相手の動きを見て形を変えるということです。
指し手の意図を知る方法として確実に誰でもわかるやり方があります。
それは次の方法です。
意図を知りたい手を指した場合のその後の展開と、
一手パスして同じ展開で進めてみた場合の
相違点が指し手の意図なのです。
つまり、指し手の意図が重要になってくるのです。

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