持将棋
持将棋はおそらく将棋のルールの中で最も難しく、そして多くのバージョンがあるという事実は本当に手助けになりません。2021年7月より、lishogiはトライルールから27点宣言法へ移行しました。そこでこれがどのように機能するかを見ていきましょう。
27点宣言法は持将棋ルールとして、同じではなくても、その他の将棋サイトでとてもよく似たものを知っているかもしれません。公式なルールはこのページに文章化されています。(訳注:このリンク先は英語です。日本語はこちらの日本将棋連盟の対局規定第6条Bを参照。)
他と唯一の違いは、lishogi上において持将棋の宣言を手動で行う必要はありません。あなたの手番開始時(駒を動かす前)にすべての条件を満たしている場合、あなたは自動的にその対局に勝利します。
条件は以下の通りです:
- 自玉に王手がかかっていない
- 自玉が相手陣に入っている
- 相手陣に玉以外の自分の駒が10枚ある
- 点数の合計で、先手の場合は28点を獲得し、後手の場合は27点を獲得している
これらについてそれぞれをより深く見ていくことにしましょう。
王手でないこと
自玉に王手がかかっている場合、勝利することはできません。これについて複雑なことはないでしょう。気を付けておくべきことは、対局相手が持将棋であなたを勝たせないために王手をかけ続けるかもしれないということです。
入玉すること
これも比較的簡単であり、自分の駒の成ることができる相手の陣地内、つまり相手陣の三段目以内、に自玉がいることが必要です。
10枚の自分の駒があること
自玉以外に自分の駒が相手陣内に少なくとも10枚あることが必要です。
合計点が27/28点であること
- 飛車と角は、成っていようとそうでなかろうと、それぞれ5点として数えます
- 玉以外のその他の駒はすべてそれぞれを1点として数えます
- 玉は点数に数えません
この得点計算に数えられる駒は、相手陣地内にある駒と持ち駒全てです(訳注:FESA 5.3項のリスト3を参照)。つまり自陣から数えて1段目から6段目までにある駒は、この計算において無視されます。
持将棋計算機
これらすべては数えることが多くあるので、持将棋による勝利(もしかすると敗北)にどれだけ近づいているかを分かりやすく知るために、持将棋計算機を導入しました。これは自玉が入玉しているかどうか、相手陣地内にどれだけの駒があるか、そして相手陣地内に入っている駒と持ち駒の点数の合計値を表示します。