感想戦機能の実装とその他の変更
ほんのわずかだけど素晴らしい変更点
やあみんな!Lishogiに導入された最近の変更とバグ修正を共有したいと思います。これら変更点は小さいことかもしれないけれど、このサイトでの全体的な体験を改善するために設計されています。さて、前置きはこれくらいにして、新機能を見ていきましょう。
感想戦
対局後に研究を始めるのはいつもある種の面倒を感じたかもしれません。これからは対局後に「相手と研究する(Study with opponent)」ボタンが出てきます。このボタンをクリックすると感想戦ページにリダイレクトされ、そこではあなたと対局相手が対局に役立つ研究を行う権利を持っています。このボタンは(訳注:ある対局に対して)常に同じ感想戦の研究に連れて行ってくれます。
感想戦の研究はわずかな例外はありますが、研究とほぼ同じです。これら感想戦の研究は蓄積されていくでしょうから、それらを「自分の研究」やその他のカテゴリに表示することはよくありません。そのため感想戦の研究は「感想戦(Post-game studies)」という新しいカテゴリのみ見えるようにしました。
感想戦の研究ページでは、簡単に再対局の提案(rematch)やロビーに戻って新しい対局者を探す(new opponent)、などがよりスムーズに体験できるようになっています。
もし新しい感想戦の研究ページを、対局相手以外の誰か、それとも自分一人専用に作成したい場合、ボタン一覧の右にある”+”をクリックすることで可能になります。すると新しい感想戦研究を作成するための小さな画面が表示されます。一人で行う場合は単に「一緒に研究する(Study with)」の入力欄を空白にして進めてください。この画面は対局の「棋譜解析」からも到達することができます。
対局者の表示形式
Lishogiが最初に始まったとき、対局者は「黒」「白」と呼ばれていました。後に私たちは「先手」と「後手」へ移行しました。しかし英語以外の他の言語において、この変更は部分的でした。Lishogiのすべての文字はあなたーLishogiのユーザー、によって翻訳されているので、各言語でどのように対局者を呼ぶかを皆さんにお任せしていました。しかし残念なことに、この結果は「先手」が使われる場合もあれば時には「黒」が使われるような不一致をもたらしました。これを修正するための努力を行い、これからはどのように対局者を呼ぶか直接あなたに選んでもらうことにしました。既定は選択した言語に基づくので、英語はSenteとGoteになり、日本語では「先手」と「後手」のようになります。しかし常にSente/Gote、先手/後手あるいは(特定の言語に翻訳された)Black/Whiteの形式を選ぶこともできます。
もし間違いを見つけたり、訳されていない場合は、新しい訳をcrowdinで投稿することができます。
駒落ち
Lishogiはこれから駒落ち対局において、「上手」と「下手」の名称が正しく表示されますので、もし見かけても驚かないでください。駒を落としている側を「上手」、もう一方の対局相手を「下手」と呼びます。もしBlack/White表記の場合、これは見えません。
新言語の追加
5つの新しい言語ーベラルーシ語、インドネシア語、ノルウェー語、タイ語、タガログ語を追加しました。もう一度言いますが、すべての文字が翻訳されているわけではないので、もしこれら言語の話者で手伝いたいならば、Lishogi project on crowdinを確認してください。
翻訳を助けてくださるみなさんに大いなる感謝をいたします!ロックだぜ!
OAuth
もしLishogiユーザーと何らかの方法でやりとりするプログラムを作りたい場合、これからはOAuthを使用することができます。
この例についてはリポジトリを参考にしてください。
その他の変更
- 特定の状況下で対局者が不正に時間切れとなる致命的なバグを修正しました
- 新しい駒joyfulが追加されました。Rechefiltr-is-Fire氏に感謝いたします
- BnW駒セットの色を反転させました。そのため先手が黒、後手が白の駒になります
- 中将棋で駒を動かせる上限を使用していない点を修正しました
- 研究内での盤面がこれからは対局のサーバー解析を共有するようになりました
- 対局から作成した研究はその対局にリンクされ、その主たる棋譜が変更できないようにしました。もしこれが他の誰かのワークフローを壊すようであればissueを立ててください。何か対策を考えます
- 既定のレイアウトをコンパクトに変更し、既定の座標位置を内側に変更する予定です
- 多くの小さなUIの不具合を修正しました。
その次は?
現在、最も焦点を当てているのはタクティクス問題の追加とLishogiモバイルアプリです。
いつものことですが、もしバグやそれらしき挙動を見かけた際、機能の追加をしたい場合はgithubにissueを立ててください。私はgithubのissueを毎日何度か確認していますので、それらを絶対に見ることでしょう。issueが重複することを心配しなくて構いません。一つの問題が二回も報告されることは、結局何もないことよりも良いことです。
もしLishogiを利用して楽しんでくれているならば、私たちはみんなの支えに非常に感謝いたします。すべての寄付がサイトの運営や改善の維持に役立っています。もしあなたが何かを与える立場であって、Lishogiをサポートしたいなら、寄付することを考えてみてください。寄付に関する詳しい情報はここに記載されています。
みんなのサポートにありがとう!
Wanderer