新機能・変更点・バグ修正

@wanderer @ch_suginami(日本語訳)lishogi

新しい変則将棋・新機能・バグ修正

やあ、みんな。

いつものように新しいアップデートをお送りします。さあ、何が新しく、何が修正され、そして何が変更されたか見てみよう!

新しい変則将棋

新しい変則将棋は1つではなく、同時に2つあるのだ。

安南将棋

ルールは本将棋と非常によく似ているけれど、一つだけ大きな例外があります ー もしある駒が直接別の自分の駒の後ろにあるならば、その前にある駒の動きは後ろにある駒と同じ動きになるのです。もしこの変則将棋に興味があるなら、詳細なルールが書かれている安南将棋のページをチェックしよう。安南将棋はコンピュータとの対局、クラウド解析、ローカル解析といったエンジンには現在対応していないことに注意してください。

京都将棋

京都将棋は5×5の盤で行われるが、そのルールは本将棋と多くの点で異なります。駒を動かす度にその駒が裏返るので、成りもまた本将棋と完全に異なったものです。完全なルールは京都将棋のページで確認しよう。

キーボードによる駒の移動

これからはマウスを使う代わりにキーボードを使って動きを入力することができます。キーボード入力は対局とタクティクスでサポートされています。これは西洋形式、日本形式、Kitao-Kawasaki形式、KIFおよびUSI形式をサポートします。この機能はより柔軟性を持つので、完全な棋譜を打ち込む必要はなく、同時に表記を混ぜることもできます。例を見てみましょう:

Entering a move with keyboard

最初に金を動かしたいのでGと打ちます。、あるいはkinkiと打つこともできます。

二つの金がハイライトされます。そして移動させたいマスの座標を入力します - ここでは58です。これはまた54h、5八、五八あるいはその組合せでも可能です。このほとんどの動きは<enter>を押すことで送信されます。

しかし二つの金が望むマスへ移動することができるので、元々いるマスについて同じように指定する必要があります。元にいるマスである49と打ち込みますが、ここでも表記方法は複数あり、ただ右と打つだけでもできます。矢印の透明度がなくなり、<enter>キーを押すことで指すことができます。

この機能はデフォルトで無効となっています。「設定」→「対局中の動作」のページへ移動し、「手をキーボードで入力」から有効にします。中将棋以外のすべての変則将棋をサポートしています。

Preferences option

レイアウト

(このアップデート前には標準で提供していた)コンパクトレイアウトには2つの問題がありました。対局中に対局者名の表記が座標の外側に被っており、また時計があまりに小さかったので、対局者はそれらを無視したり、あるいは存在を忘れさせることがありました。

このアップデート以降、これら二つの問題を解決した新しい標準レイアウトになりました。時計はユーザー名と共に右のパネルへ戻り、上側の座標も再び見えるようになったので、標準の座標位置盤の外へ元に戻しました。

New layout

最小限の画面空間をキャプチャしたい配信者にとって、コンパクトレイアウトは役に立つため残しています。新しい標準レイアウトとコンパクトレイアウトはとても似ているので、両方を維持することは問題になりません。しかし私は旧サイドレイアウトを削除し、目に見えて影響は少ないはずである、盤と持ち駒の位置を書き換える予定でいます。新しい標準のレイアウトを使うようにみんなの環境設定を設定し、確実にこの機能を削除するか決定する前に、どのくらいの人が前の設定に戻すか観測しようと思います。もし旧サイドデザインを保ってほしい場合はここで知らせてください。

翻訳

2つの新しい言語を追加しました:ペルシャ語(FA-IR)とリトアニア語です(LT-LT)。

またgame book(インタラクティブレッスン)、挑戦、特集ページといった、その他多くの以前はCrowdinで翻訳できなかった内容をローカライズしました。これは翻訳が正しく見えることを意味しません。でもこれからはlishogi Crowdin プロジェクトでそれらを翻訳することができるようになりました。

Lishogiはすべて皆様のおかげで翻訳されています、とても感謝いたします!もし翻訳の手伝いを行いたい場合や、誤訳を見つけて修正したい場合はCrowdinへお越しください。

視覚障害者向けUI

視覚障害者向けのユーザーインターフェース(UI)が修正され、機能するようになりました。その機能を使うためには、どのページでも<tab>キーに続けて<enter>キーを押すだけです。このモードでは、すべてのページ内にある重要なリンクとテキストがスクリーンリーダーに表示されます。盤面はテキストで表示され、複数の表記から選択できます。現在、対局と解析がサポートされており、もし十分な需要があればタクティクスを含むように拡張し、ローカライズも完成させる予定です(現在はほとんど英語です)。視覚障害者向けUIを作成することに慣れていないので、改善点がまだたくさんあると思いますが、もしフィードバックがあればGitHubへ投稿してください。ワークフローはLichessと非常に似ていますが、もし興味があればここで詳細を確認できます。

その次は?

毎回のアップデートのように、バグは入り込んでいる可能性があります(それは確実にあると読んでください)。ですので目を見開いて見てください。もし何かバグを発見したら、GitHubに内容を投稿してください。それが私にとって唯一の、そしてできるだけ早く修正できる確実な方法です。

今後は多くのタクティクス問題の追加を期待してください。タクティクス問題の追加はずっと先延ばしにしていましたが、そろそろ集中して取り組む時期に来ました。モバイルアプリもまた計画していますが、当初の予想よりも時間がかかるかもしれない。でも期待しておいてほしい。

もしlishogiが好きでそのサービスを気に入っていただけているなら、寄付を検討してください。今年に入ってからサーバー代が値上がりしているので、本当に助かっています。皆様のすべてのサポートにとても感謝しています。ありがとうございます!

その他の変更

  • 盤のテーマメニューに境界線を太くするオプションを追加しました。細い境界線は圧縮や低解像度のスクリーンで消える傾向があるため、これはコンテンツ製作者にとって特に便利です。
  • 研究のURLバーはこれから常に現在の章のページにリンクします。リンク共有時には気をつけてください。
  • 本将棋以外の変則将棋でも駒落ち戦が可能となりました。
  • 研究のKIF形式エクスポートを修正し、変則将棋と盤面が正しく出力されるようになりました。
  • 2つの棋譜システム、KIFとUSIを追加しました。
  • 標準テーマはこれからダークテーマになります。
  • チーム戦はこれから150チームまで参加可能になります。
  • 様々なエディターの修正と調整を行いました。
  • 局後の感想戦その他のプレーヤーを招待できるようになりました。
  • 中将棋における王手これからハイライトされません。玉は取られることが可能なため、対局者にとってヒントになってしまいます。そのため玉が安全かどうか目を見開いて確認し続けてください。その他の理由はここにあります。
  • 連続王手の千日手がいくつかの場合に正しく認識されていなかった点を修正しました。
  • 5五将棋での千日手で、これからは対局時に初手を指した対局者負けとして正しく解釈されます。
  • 各言語版ウェブサイトがクローラーによってインデックスされるようになりました(訳注:サイトが検索エンジンに登録されること)。
  • 内部で多くの改善と改良が施されていますが、もしすべてうまくいけば気がつくことはないでしょう。
  • 多くのUI変更改善を施しました。
  • そしてたくさんのバグ修正をしました!

もし新しい機能改善、あるいはサイトについて意見を共有したい場合、GitHubに新しいissueを作成してください。そして見つけたバグは報告を忘れないでください。さあ楽しみましょう!

再接続