経験のパラドックスへの挑戦
学びには経験が必要ですが、
個々の経験はしばしば学びを妨げることがあります。
これを経験のパラドックスと呼びます。
対局を重ねて考える材料が増えれば増えるほど
「これと似たようなことを前にやって負けてしまった」という
マイナス面が思考を縛ることがありますよね。
十分な数の決断と結果を俯瞰してはじめて
経験から学ぶことができるのです。
将棋にはおおむね正しいとされている格言が存在します。
しかし一つの格言だけを学んでも成功しません。
なぜなら十分な数の格言を俯瞰しないと
実戦で使うことはできないからです。
たとえば一つの格言だけより
複数の格言に則った着手の方が狙いが多いため
相手は受けにくく感じます。
そのため効果的な選択になりやすいのです。
結果として経験から学ぶことができます。
経験のパラドックスへの挑戦
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