こんにちは、三間飛車党のARROWSM3と申します。
棋力は将棋クエスト1級になったばかりです。
とても将棋が得意とは言えませんが、当サイトの研究公開機能が面白そうであったため、私が普段愛用している戦法についてお話してみたいと思います。
説明するにあたって、戦法名がないと不便だったため「明快3二飛戦法」と名付けてみました。
(同様の戦法がすでに公開されていましたら、私の勉強不足です。申し訳ございません。)1P-762R-322手目に△3二飛とするのが、いわゆる△3二飛戦法です。初手▲2六歩だけには△3四歩と突かなければならないのでご注意ください。元々は後手番で石田流を目指す戦法だったのですが、3P-26▲2六歩に対して4S-42△4二銀とすることで、角交換振り飛車に持ち込めることが発見されました。
明快3二飛戦法は、これを利用してネット将棋にありがちな複雑な序盤を確実に「ノーマル三間飛車」もしくは「角交換振り飛車」で迎え撃つための戦法です。5P-25本戦法のオススメポイントを紹介する前に、この形の角交換振り飛車の基礎の部分を説明します。
ここで▲2五歩とされたとき、6P-34△3四歩とするのが絶対手です。もし▲6六歩なら△3三角としてノーマル三間飛車にできます。また▲2二角成、△同飛となれば自動的に飛車先が受かり、4二銀と上がってあるため▲6五角と打たれる心配もありません。7P-24ここで▲2四歩であれば8Px24△同歩と取り返すことができ、9Rx24▲同飛に10Bx88+11Sx8812B*33こちらから角交換して△3三角とすれば優勢です。
これを知らないと本戦法は指せないのでご記憶願います。以下は補足ですが、13R-28銀にひもをつけながら逃げる▲2八飛には、私は△2七歩と飛車を叩くようにしています。
▲5八飛などから△2二飛とした後、後手は角の打ち込みに注意しながら駒組に入ります。
その後の指し方がよくわからず勝ちきれないことも普通にあり、個人的にはあまりうれしくない変化だったりします。
とは言え最近はあまり指されることがなくなったため、深くは掘り下げないことにします。14P*26以下は補足ですが、△2六歩と垂らし、角銀交換から△2七銀の打ち込みを狙う手もあります。15B*45しかし△4五角と受けられると、16K-6217S-7718R-2219S-3820R-2421P-66僅かに優勢ですが、このように突破が難しくなります。