「うわ、相手の攻めが強いな...」と思ったあなたへ,,, part1

「王を守らない」
「攻めるのが好き」
「受けが弱い」
このような人は私を含めてたくさんいると考えられます。
将棋というものは少しも攻めずに勝つことができないうえに、
攻めて勝てるようになると爽快感を味わえるので楽しみやすいからでしょう。
そのため、攻めに夢中になるあまり、王様を守らなかったりして
しっかりとした受けができなくなり、相手に先を超されてしまうのです。
要するに、王様をガチガチに固めることは好みではない人が多いのですね。

であるならば、堅くするのは諦めて王様の行動範囲を広げてみてはいかがでしょうか。
「堅さ」という利点は、ときに「狭さ」という弱点に変化するリスクがあるので、
相手に攻め続けられると、王様が仕留められやすいという短所があります。
逆に、広い玉形に構えると相手の攻めを受け流しやすくなります。
最近のプロ棋士の棋譜を見てみると王様がほとんど囲いの内部に入ってないですよね。
また、居飛車対振り飛車の対抗系でも相手が端の歩を突いたら、
自分も突き返していますよね。これらは、自分の王様が動きやすくなる分にはかまわないが、
相手の王様を動きやすくはさせたくないという考え方が影響しているのだと思います。
そのため、王様が動きやすいように広い構えに組んでみると相手の攻めを受け流しやすくなるのです。

広い構えとは、王様が動かしやすい構えのことです。
こうすることで、右から左に移動したりすることもできます。
王様は本来なら8マス動かせますが、狭い囲いだとほとんど動かせませんよね。
反面、広い構えに組んだとしても堅いわけではないので弱点を攻められると、
脆いという面があるので、これだけは注意が必要です。
まとめて一言で表現しましょう。
「王様に自由を!」

This topic has been archived and can no longer be replied to.

Reconnecting