将棋を覚えたらまずは何をすればいいのか迷いますよね。
そんな時よくあるアドバイスとして「戦法を一つに決めて練習する」
「棒銀か四間飛車から勉強しましょう」と言われています。
しかしそれは科学的に見て本当に正しいことなのでしょうか。
1945年以降の物理・科学・経済・医学の分野でノーベル賞を受賞したドイツ人48人のデータを集めて、
その経歴にどんな共通点があるのかということを調べた研究があります。
これによると、ノーベル賞受賞者48人のうち42人が複数の科学分野を学んだり、
ノーベル賞を受賞した分野以外の他のフィールドでも仕事をされていました。
ノーベル賞受賞者でも多様なジャンルでの経験が成功の可能性を高めてくれるようです。
要するに、物事を始めたころは多様な経験が大切ということです。
つまり、初心者は戦法を一つに絞り身に付けるより
多様な、幅広い戦法を学ぶ方がよいのです。
将棋を始めて1年くらいはいろいろな戦法に手を出し学ぶ中で、
深く探求したいと思ったり、自分の棋風にあっていそうと思った戦法に
絞り込むようにすると将来強くなりやすくなったり、
新手を生みやすくなったりします。
ですので、将棋を始めて何をすべきか?と問われたならば
さまざまな戦法を広く浅く学ぶべきと答えるでしょう。
将棋を覚えたら何から手をつければいいか
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