棋士の流儀【礼に始まり、礼に終わる】

将棋は「礼に始まり、礼に終わる」伝統があります。
礼とは、礼節、礼儀作法のことです。
なぜ、このような伝統があるのでしょうか。
将棋は本来、ご神事であるからです。
神様の前では、少なくとも礼儀正しく在るべきですよね。
そのため、現在の将棋においても礼儀正しさが重視されているのです。

礼儀とは、簡単に説明するとしたら
「ルールやマナー」でしょうか。
各個人はそれぞれに自由ですが、
自由がぶつかり合うことがあります。
その結果問題が起きるわけです。
そこで、お互いの自由を侵略することがないように
ルールやマナーがあるのです。

将棋にはルールがありますよね。
もしお互いに全く自由で、
ルールがなかったとしたら、
将棋は成立しません。

プロ棋士は対局の前と後には必ずお辞儀をします。
なぜなら、対局が始まったかどうかを理解しやすくするためです。
「お辞儀を合図にする」というルールを決めておくことで
円滑に対局を進めることができるのです。

具体的な将棋の礼儀作法は調べたらいくらでも出てきます。
しかし、本当の意味での礼儀作法を知ることはできません。
そのため、個別のマナーについては割愛しました。

今回は、礼儀作法の背景を解説しました。
あなたの将棋界への理解を深めることができたら...。

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