CSA形式のサポート
CSA形式の入力と出力
やあ、みんな。先日はKIFフォーマットのサポートを追加したけれど、これからはlishogiもCSAをサポートします。CSA形式の詳細はこのページで読むことができます。(訳注:リンク先は英語読者向けです。日本語による説明はこちらを参照してください。)
CSAはKIFと異なりほぼ対局に対してのみ用いられ、変化(分岐)手順に対応していないので、この形式で出力する時は常に気をつけてください。
入力
これまでにKIFでインポートできた場所ならどこでも、今度はCSAでのインポートも可能となります。選択肢をもう一度見てみましょう。
棋譜解析
棋譜解析ページのKIFセクションの下に、これからはCSAのセクションを見つけることができます。CSAを貼り付けて"IMPORT CSA"をクリックしてください。
対局の入力
もちろん同じことが「棋譜をインポート」ページでもできます。KIFを貼り付けていた同じテキストエリアにCSAを貼り付けるだけです。フォーマットは自動的に判別されます。
研究
研究の新しい章を作成する際に同じことをするだけです。
もしあなたのCSAファイルがきちんと解析できなかった場合、エラー情報を受信し、そこで問題のある箇所について知らせてくれます。もしCSAファイルが(自分では解析されるべきと思っているのに)全く解析されない、あるいは正しく解析できていない場合、関係する詳細情報とともにgithubへissueを投稿してください。
出力
もし自分の対局をCSA形式で出力したいときは、その対局の棋譜解析ページへ飛び、"Export"タブをクリック後、望むフォーマットを選んでください。
KIFと同様に、「棋譜のみダウンロード」では着手と対局に関する詳細情報が、「解説付きダウンロード」はもし取得可能な場合に考慮時間と解析コメントも含まれます。
研究をCSAで出力する選択肢も追加されました。ただしCSAは手順変化が含まれないことに注意してください。
アピール
これとは別に新しくサポートされた機能にアピールがあります。万が一、モデレーターから不当なマークあるいはその他の罰則を受けたと思った場合、その決定をここから簡単に訴えることができます。開発上流からこの機能を組み込んでくれたTheYoBots氏に感謝します。
そのほかの変更
- 棋譜解析ページでKIFやCSA解析中のエラーメッセージがアラートで表示されるようになりました。
- KIF解析により厳密な初期局面を適用します。これまではもし正しくない初期配置や駒落ちの種類が不明な対局について、デフォルトで平手を設定していましたが、これはあなたの想定と異なっている場合がありました。
- KIFファイルをShift-JISエンコードで出力する選択肢を追加しました。これは一部ソフトウェアがUTF-8形式のKIFファイル読み込みでエラーを生じることに対する対応です。
- 空白文字に対するKIF解析が正しくできない問題を修正しました。
- KIFあるいはCSAのヘッダーにあるコメントを先頭にあるコメントとして追加しました。
- 多くのUIに微調整や修正を加えました。
いつでも、あなたが見つけたり誰かが指摘したどんなバグでも見かけたら、githubにissueとして投稿してください。
サポートしてくれるみんなありがとう。これからも楽しんでください!