錆びた傘の柄を持つ
しわくちゃの老婆
雨が背中を濡らして
哀愁を漂わせた
雨垂れが石を穿つように
老婆の背中を砕いた
愛した伴侶は隣にいない
嫌った敵ももういない
掻き毟る髪は手に絡まって
求めているのは滑り落ちる
苦しみの世界に
真の幸福はない
焼き場で骨になるだけなら
真の幸福はない
お断り
仕事や勉強、勝負につかれたときに
リラックスしたひと時を提供したいと思い
詩を歌っております
詩篇 雨垂れ
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