Poem 約束

君は僕にこう言った。
「900年後にも逢いたいな」

僕は君にこう言った。
「きっと逢えるさ。きっと」

世界の終りの日
リンゴの樹の下で
交わした約束

大地は打ち震え
山は吐き出し
海は怒り狂った

900年後
生命の息吹を
地上に吹き込む

君にいつ逢えるのか
君はどこにいるのか
リンゴの樹は約束の地

約束の地は海の底

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